スポンサーサイト

--年--月--日

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2009年10月

2009年10月30日

今月の3本です。

1.Waltz(ゲッサン)
    スピンオフですが、いいキャラだと思います。顔がカッコ良くないのがイイ。

2.ガリガリ!!(週刊チャンピオン)
    古典的な設定とキャラですが、好きです。

3.VS. ー北関東連続幼女誘拐・殺人事件の真実ー(ヤングジャンプ)
    漫画としてというよりは、その内容についての衝撃。

今月は『DRAGON BALL』についてダラダラと書きました。
他にも好きな漫画のことを書きたいなあとは思っています。
スポンサーサイト

デメキン

2009年10月27日

deme.jpeg

作者:ゆうはじめ
原作:佐田正樹
掲載誌:ヤングチャンピオン No.22号

あらすじ:
目が大きいことから「デメキン」とあだ名を付けられた佐田少年は、いつもいじめられてばかりいた。そんな自分を変えるために柔道を習ったりしていたのだが、ある日、いつものようにいじめてきた子供たちを返り討ちにした日から、不良の道へ突き進むことになった。同じ学校の厚成とも友達になり、二人でボンタンを買いに街へ行くのだった。

感想:ネタバレ注意!
不良漫画というヤツです。『ドロップ』に続けとばかりの元不良芸人のお話の漫画化です。こっちの人は本格的だったようなので、より漫画には向いているのではないでしょうか。漫画にもできないようなエピソードも多そうですが、そこはカッコつけずに全部描いていって欲しい所です。友人のキャラは、これから大活躍しそうですね。こうなったら、元不良芸能人の最高峰・宇梶剛士で漫画化をお願いします。

絵柄:★★★
設定:★★★
キャラ:★★★★
続き読みたい度:★★★
人気予想:★★★★

四方世界の王

2009年10月26日

shihou.jpg

作者:雨音たかし
原作:定金伸治
掲載誌:月刊シリウス 12月号

あらすじ:
古代のメソポタミア文明の時代、都市国家バービルムの書記学生・ナムルは、今日も学校に遅刻してしまった。隣の席には今日から入学したという少女・シャズがいた。そのシャズが街中で不正な買い物をしたのを見てしまったナムルは、シャズについていく。すると先程の不正がバレて、商人連中に取り囲まれてしまうのであった。

感想:ネタバレ注意!
古代SF漫画というヤツです。舞台は古代となっていますが、ほとんどファンタジーの世界です。特殊な能力を持った人たちが活躍するお話みたいですが、主人公の男の子も、少女と同じような能力が使えるようになるのでしょうか。人それぞれ別々の能力という方が、漫画的には展開しやすくなるとは思います。

絵柄:★★★
設定:★★★
キャラ:★★
続き読みたい度:★★
人気予想:★★★

DOLLY’S PARTY

2009年10月26日

dolly.jpg

作者:山本和生
掲載誌:ヤングキング No.22号

あらすじ:
ドリー・シロマは貧困街に住む名うての医者であった。いつも噂を聞きつけたくさんの患者が訪れていた。そこに強盗団が押し入り、邪魔する患者を銃で打ち、助手を人質にとって金銭を要求してきた。しかし、全く動じることのないドリーであった。一方、銃で打たれても起き上がる患者は、死ぬことができないという不治の病にかかっていたのだった。

感想:ネタバレ注意!
SFサスペンス(?)漫画というヤツです。何でも治してしまう女医師が主人公ですが、死ねない病にかかった男がかわいい女の子として生まれ変わったという設定の方がインパクトがあるので、こっちにシフトした方が面白いかもしれません。『Dr.スランプ』みたいな感じで。今後は、いろいろな病にかかった人を助けるみたいなお話しになるのでしょうか。死ねない病を追求していく展開も面白いと思うのですがどうでしょう。

絵柄:★★★★
設定:★★★
キャラ:★★★
続き読みたい度:★★★
人気予想:★★★★

ミキストリ II 太陽の死神

2009年10月23日

miki.jpg

作者:巻来功士
掲載誌:週刊コミックバンチ No.47号

あらすじ:
ハリウッドの悪徳プロデューサーに面会にきた男は、素手で心臓を抜き取ってしまう恐ろしい技を持った男であった。更には、洋上で結婚式を挙げていたカップルも、内臓を抜き取られて殺されていた。それらの殺された人物の共通点があることに気付いた男は、自分も狙われていると確信する。そこに、訪問者がやってくるのだが・・・。

感想:ネタバレ注意!
SF殺し屋漫画というヤツです。傷つけることなく内臓を抜き取ることができる男が主人公です。内臓を抜き取る時に、「お前はすでに死んでいる」的な決まり文句を考えた方が漫画的にいいと思います。相手がただの人間ではなく、悪魔的な怪物を相手にするようなので、暗殺者という設定があまり活かされないのではないでしょうか。それにしても、復讐というテーマが好きな作家ですね。

絵柄:★★★
設定:★★★
キャラ:★★★
続き読みたい度:★★
人気予想:★★★

ナナとカオル

2009年10月23日

nana.jpg

作者:甘詰留太
掲載誌:ヤングアニマル No.21号

あらすじ:
マンションの隣同士に住む、ナナとカオルは幼なじみで育ってきた。学校ではロクに口もきかないような関係であったが、二人には秘密があった。家の壁を叩き合うことで連絡を取り、カオルの指示でナナがいやらしいミッションをこなしていくという行為に、お互いにハマっていたのであった。

感想:ネタバレ注意!
ちょいエロ漫画というヤツです。別冊から引っ越してきての新連載です。最近よく見かけるソフトSM的な、直接的ではない妄想エロな設定です。もう直接的なエロでは、日本の成年男子は興奮しなくなっているようです。女の人が強くなってしまった現在、男の夢を描いているのかもしれません。いつだって夢を描くのが漫画ですから。

絵柄:★★★★
設定:★★★
キャラ:★★★
続き読みたい度:★★★
人気予想:★★★

VS. ー北関東連続幼女誘拐・殺人事件の真実ー

2009年10月22日

vs_20091027133206.jpg

作者:橘賢一
原作:野洋
掲載誌:週刊ヤングジャンプ No.47号

あらすじ:
日本テレビの清水潔は他のスタッフと違い、いつも泰然と構えていた。日本テレビの方針として、1年に渡って独自取材をするということが決まると、いつものメンバーに連絡を取り、清水が動き出した。北関東で起こっている幼女誘拐・殺人事件は、同一犯の連続犯罪ではないかと疑っており、その真相を取材していくこととなった。

感想:ネタバレ注意!
実録漫画というヤツです。テレビとの連動企画という感じです。題材自体は、とても引き込まれる要素があり、真相を知りたいと思うのですが、やっぱり漫画じゃなくてもいいのではという疑問はついて回ります。まあ視聴率を上げるための番宣だと考えれば、かなり効果的な手法ではあると思います。一番の衝撃シーンは、漫画の後のコラムで登場する本人と漫画の絵とのギャップでしょう。微妙に顎のラインとかを似せているのが、逆になんだかなあという感じです。

絵柄:★★★★
設定:★★★
キャラ:★★★
続き読みたい度:★★★★★(TVで)
人気予想:★★★

ガリガリ!!

2009年10月22日

garigari.jpeg

作者:元木まこと
掲載誌:週刊少年チャンピオン No.47号

あらすじ:
高校生になった吉岡は、いろいろある部の中で何に入ろうかと悩んでいた。そこに「子分募集」の文字を掲げた妙な男を見つけた。その男、長井六郎と目が合ってしまった吉岡は、無理矢理子分にされてしまう。一方、中学時代に不良たちの間で有名だった男も同じ高校に入学しており、ひょんなことから六郎と対面する。

感想:ネタバレ注意!
不良漫画というヤツです。主人公が昔懐かしのキャラという感じですが、明るくていいと思います。今後不良たちとのケンカになっていくと思うのですが、ケンカが強いか実は弱いかという設定如何で人気も変わってくるのではないでしょうか。実は弱いという方が、展開的にはいろいろと広がると思いますがどうでしょう。

絵柄:★★★
設定:★★★
キャラ:★★★★
続き読みたい度:★★★
人気予想:★★★★

クレムリン

2009年10月21日

kuremu.jpg

作者:カレー沢薫
掲載誌:モーニング2 No.27号

あらすじ:
却津山春雄が道を歩いていると、猫が3匹捨てられていた。最初はスルーするのだが、結局拾って飼うことになる。しかしその3匹の猫は、普通の猫とは違っていた。

感想:ネタバレ注意!
ショートギャグ漫画というヤツです。しゃべる猫とちょっと変わったその主人のお話です。独特な雰囲気はありますが、それだけと言える気もします。あまりにも淡々と進むので、ギャグもスルーしてしまう感じです。

絵柄:★★
設定:★★
キャラ:★★★
続き読みたい度:
人気予想:

あねおと

2009年10月20日

aneoto.jpg

作者:元町夏央
掲載誌:漫画アクション No.21号

あらすじ:
中学生の萌は親の都合で、同じ中学に通う喜一と義理の姉弟になってしまった。年頃の萌は同じ屋根の下で一緒に暮らすことに、戸惑いを感じていた。そんな萌は、同じクラスの男の子のことが好きなのだが、下校中にその男の子が一人でいるところに遭遇するのだった。

感想:ネタバレ注意!
青春漫画というヤツです。突然、同じ屋根の下で住むことになった男と女のお話ですが、『みゆき』のように明るい感じではなく、その設定で真っ先に思いつくようなエッチな感じでもありません。もっとリアルで、今後この二人が恋愛関係になっていくということはありえなさそうな感じです。

絵柄:★★
設定:★★★
キャラ:★★★
続き読みたい度:★★
人気予想:★★★

刺青師 源真

2009年10月19日

irezumi.jpg

作者:山田可南
掲載誌:月刊ヤングキング 12月号

あらすじ:
菫は以前から気になっていた家が、彫り師・源真の仕事場であることを知り、刺青をいれてもらおうと彼の元を訪れた。しかしあっけなく断られたので、腹いせに別のところで刺青を入れようと決心するのであった。しかし、源真にいわれた言葉が頭から離れず、いまいち踏ん切りがつかない状態のまま、刺青を入れる日が訪れるのだった。

感想:ネタバレ注意!
職業漫画というヤツです。刺青師が主人公の漫画は、今まであまりなかったのではないでしょうか。一生残るものですから、様々な人のそれなりの人生を語ることができるいい設定だと思います。入れる刺青のデザインが、本当に素晴らしいものに描けるかどうかがポイントになってくるのではないでしょうか。安易にヤクザものに流れて欲しくはないと思います。

絵柄:★★★
設定:★★★★
キャラ:★★★★
続き読みたい度:★★★
人気予想:★★★

妖変ニーベルングの指環

2009年10月15日

nibe.jpeg

作者:東直輝
原作:佐木飛朗斗
掲載誌:週刊少年チャンピオン No.46号

あらすじ:
神が天上から降りてきて、地上は巨人、地下はニーベルング人が支配する、人間の居場所がなくなってしまった未来。ひとりのジグルトという若者は、恐怖という感覚を知らないでいた。その恐怖を感じるために、一つ目の巨人に挑むのであった。圧倒的な力に翻弄されるジグルトであったが、背中に背負った魔剣を取り出し、再び戦いを挑むのだった。

感想:ネタバレ注意!
ファンタジーバトル漫画というヤツです。人間以外のいろいろな生物がいる世界という設定です。『ロード・オブ・ザ・リング』の影響下の基本的なファンタジーの世界で新鮮さはあまり感じませんが、巨人という設定(別冊マガジンでもあるが)は、なかなかいいと思います。巨人ブームが来るでしょうか。

絵柄:★★★
設定:★★★★
キャラ:★★★
続き読みたい度:★★★
人気予想:★★★

BLOODY MONDAY 〜絶望ノ匣〜

2009年10月14日

bloody.jpg

作者:恵広史
原作:龍門諒
掲載誌:週刊少年マガジン No.46号

あらすじ:
成田発の飛行機が何者かにハイジャックされた。そしてその飛行機を東京に落とすという。そこで、また高木藤丸の手を借りようと人がやってくるのだが、藤丸はずっとパソコンをいじっていない状態で、協力も拒否するのだった。

感想:ネタバレ注意!
サスペンス漫画というヤツです。新連載ではないのですが、一応。大ヒットしたシーズン1(最近、外国ドラマの影響でこういう言い回しばかりになった)の続編ですから、面白いのも間違いないでしょう。しかし、こうもテロ(?)の標的になって大事件ばかり起こる国なら、ハッカーや治安というよりも、政治とかそういうレベルで問題なのじゃないだろうか。

絵柄:★★★
設定:★★★★
キャラ:★★★
続き読みたい度:★★★
人気予想:★★★★

激昂がんぼ

2009年10月13日

ganbo.jpg

作者:東風孝広
原作:田島隆
掲載誌:イブニング No.21号

あらすじ:
広島県庁に勤める神崎は、いつか中央の官庁に勤めることを目指していた。上の反感を買わないように、与野党が逆転したことを念頭にいれ、新与党の政策にあった動きをしなければと思っていた。そこで、かねてからの事業計画書の容認を拒否して、保留するのだが、地元の政治家が働きかけてくるのであった。

感想:ネタバレ注意!
職業漫画というヤツです。数々の現場の裏側を描いてきた作者たちが、今度は官庁の裏を見せてくれるようです。確かに与野党が逆転した今だからこそ、面白い要素がたくさんあると思うので、まさにタイムリーだと思います。将来的には、どこかの知事が、この漫画を見習ってみたいな感じでとりあげる日が来るような気がします。

絵柄:★★
設定:★★★★
キャラ:★★★
続き読みたい度:★★★
人気予想:★★★

マーダー・パス

2009年10月13日

murder.jpeg

作者:小村智之
掲載誌:ヤングチャンピオン No.21号

あらすじ:
姉が自殺してしまった大崎は、その自殺の原因を作った男に対して、仇討ちを申請する。申請が認められ政府の人間である導からマーダーパスを受け取った大崎は、銃を手に入れてターゲットを殺そうと準備を始める。狙われていることを知っているはずのターゲットが、全く動揺を見せないことにイライラする大崎であった。

感想:ネタバレ注意!
パラレル社会漫画というヤツです。江戸時代のように仇討ちが合法化されている社会という設定です。が、その仇討ちのルールが結構縛りが多く、現実的といえばそうなのかもしれませんが、漫画的には自由度が少なくなって、これから作者自身の首を絞めかねないと思いますがどうでしょう。毎回いろいろな仇討ちを見せてくれるのでしょう。

絵柄:★★★
設定:★★★★
キャラ:★★
続き読みたい度:★★★
人気予想:★★★

Waltz

2009年10月10日

waltz.jpg

作者:大須賀めぐみ
原作:伊坂幸太郎
掲載誌:月刊少年サンデー 11月号

あらすじ:
雇われの殺し屋である男は、依頼主の前で、ターゲットであるヤクザを殺した。しかし、依頼主の態度が気に入らないからと、依頼主も殺してしまう。当然ながら、殺し屋という職業を続けていくことができなくなった男は、半分浮浪者になりながらただ毎日を生きていた。そこに変な男が声をかけてくるのだが・・・。

感想:ネタバレ注意!
裏職業漫画というヤツです。『魔王』が原作の漫画の続編(プリクェル)だということです。名前のない男の無軌道ぶりがうまく描かれていると思います。今後はコイツがプロの殺し屋として成長(?)していく様が描かれていくのでしょう。主人公と同じ境遇の人たちが、この作品を見て感銘を受けたといって人を殺さないことを祈ります。

絵柄:★★★★
設定:★★★
キャラ:★★★★★
続き読みたい度:★★★★
人気予想:★★★★

マルドゥック・スクランブル

2009年10月10日

maruduku.jpg

作者:大今良時
原作:冲方丁
掲載誌:別冊少年マガジン 11月号

あらすじ:
生きる希望を失っていたバロットであったが、シェルに助けられて生きる希望を見いだす。しかしある日、そのシェルに裏切られ、首を切られた上、乗っていた車を爆破されてしまう。施設に運び込まれたバロットは、特殊な素材でサイボーク化されて生き返った。その体には科学の力の結晶が埋め込まれ、特殊な能力を得たのであった。

感想:ネタバレ注意!
SFサスペンス漫画というヤツです。科学の力で並外れた能力を手に入れた少女が主人公です。まあ『仮面ライダー』のSF版ですね。小説の感じだと、バトルものというよりは警察もの的な雰囲気になりそうです。別の能力者が出てきて、バトルもするという展開もいいと思うのですがどうでしょう。

絵柄:★★★
設定:★★★★
キャラ:★★★
続き読みたい度:★★
人気予想:★★★

他の漫画もここで・・・

○『グリゴリ』 作者:春馬良
    天使に恋する恋愛漫画。★★★
○『スズナリ〜あやなし甚吉奇聞録〜』 作者:大峰ショウコ
    時代劇妖怪漫画。

チカ><チカ

2009年10月10日

tika.jpg

作者:上月まんまる
掲載誌:ヤングキング No.21号

あらすじ:
近藤ツトムは、ネット依存症を治すべくある治療所を紹介される。その「ゆな診療所」は、一見銭湯のような作りになっているのだが、実際も銭湯なのであった。お風呂に入りながら、先生であるゆなの診断を受けるツトムであったが、先生の裸に目を奪われ、それどころではなくなるのであった。

感想:ネタバレ注意!
職業漫画というヤツです。セラピーみたいな所が銭湯だったらという感じでしょうか。銭湯にする意味が、女先生の裸以外にあまり感じられないのですが、今後活かされていくのでしょうか。『千と千尋の神隠し』の影響があると想います。ということは、特殊な薬草に入って、毒気を抜くというような展開になっていくのでしょうか。

絵柄:★★★
設定:★★
キャラ:★★★
続き読みたい度:★★
人気予想:★★

DRAGON BALL

2009年10月09日

dragonball.jpg『DRAGON BALL』といえば、日本人なら誰もが知っている大ヒット漫画です。なにしろ連載終了時には、集英社や東映など大会社のトップ会談が行われたという話もあるくらいですから、ただの漫画ではなく、もはや「DB産業」という日本を支える重要な資源といってもいいでしょう。唐突な感じだった最終回ですが、これも、事前に最終回を匂わしてしまうと株価など経済への影響が出てしまうための苦肉の策だったのではないでしょうか。

そんな大ヒット作の『DRAGON BALL』ですが、実はそんなに大したストーリーがあるわけではありません。練られた伏線があるわけでもなく、大ドンデン返しがあるわけでもないし、人間ドラマが展開することもなければ、登場人物が情熱的に号泣するようなシーンもありません。(『ONE PIECE』は、『DRAGON BALL』になかったその部分で勝負しているのです)基本的には強い敵と戦っていくというだけで、むしろ人気のなかった初期の頃の方が練られたストーリーがあったくらいです。

その何もない単純さこそが、気軽に読めて万人に受ける要素になっているということもあるでしょう。しかし、ただ単純なだけではあんなにワクワクはしません。その面白さには、鳥山明先生が「面倒くさがり」であるという資質が関わっていると思います。

有名な話ですが、鳥山先生はネームを描かずにいきなり下書きから始めます。「3度も同じ絵を描くのが面倒くさい」という理由で・・・。これでは、練られたストーリーができるはずがありません。しかし、ぶっつけ本番のそのやり方が、ライブ感を生み、後先考えないその場しのぎの展開が、読者にとっては「この後どうなるんだろう?」というワクワク感を生み出しているのです。実際、鳥山先生自身も描いた後で「どうしよう?」と思うことばかりだったと言います。要するに『ドラえもん』の「あやうし!ライオン仮面」の巻が現実に(私もタイムマシーンで来週のジャンプを読みたいと思ったものです)行われていたのです。

またストーリー展開においても、修行場面や恋愛場面などのシーンはすっ飛ばして、いきなり「●年後ー」となっています。こういうシーンは、多分「考えるのが面倒だし描いてても面白くない」という理由で描かないのだと思いますが、やはりそれは読者も同じで、修行よりもバトルが見たいのです。タルい部分は飛ばして、面白いところだけを楽しみたいのです。

この「面倒くさがり」という資質は、絵にも影響を与えています。有名なのは面倒だからスクリーントーンを使わないというもの。他にも面倒だからという理由で、スーパサイヤ人の髪は金色にした(黒ベタをしなくて済む)だとか、フリーザの最終形態をスッキリさせたなどいろいろあります。効果線もスピード線がほとんどで、他にも簡単な効果線を数種類しか使っていません。かめはめ波なんて、トーンもなくただ太い線で描かれているだけですから。

そもそも日本における絵の文化は、緻密にリアルに描くことよりも、簡単な線で表す表象主義的な方向で発展してきました。それを引き継いでいるのが、日本の漫画やアニメの2次元化された絵なのです。そういう意味では、面倒な線を極力少なくしていくという手法は、非常に日本の文化に合ったやり方だといえるでしょう。

そしてこの、絵における線の省略という点において、鳥山先生は天才なのです。絵が上手いといわれる鳥山先生ですが、絵の上手な漫画家は他にもいますし、実際にリアルな絵ということであれば、鳥山先生よりも上手な漫画家はたくさんいます。しかし、面倒だからと極力線を少なくした上でも、よりリアルに、より効果的に見せられるという点に置いては右に出るものはいないでしょう。バトルものの宿命であるインフレする「強さ」を、ストーリー展開やセリフに頼らずとも、そして、トーンを張ったりして過剰な演出をしなくとも、シンプルな線と構図だけで充分な説得力をもって表現してしまうのです。そしてその表現方法は、常に進化していました。これこそが『DRAGON BALL』の強みであり、長い間飽きられることなく人気があった理由だと思います。必要最小限の線で多くの情報を読者に与えることができるという、超合理的なまさに究極の完成された絵であるといえます。

更には、シンプルな絵であるということは、見やすいということと同時に、真似がしやすいということでもあります。『DRAGON BALL』のキャラは、少しでも絵心のある人なら模倣するのは簡単だと思います。天才によって過不足なくシンプル化された絵だからです。だからこそ、アニメ化などで他の人が描いた場合でも、他の漫画のように絵にあまり違和感を感じることがなく、だからこそ様々なジャンルへの進出が容易だったのでしょう。そしてついには「DB産業」を生み出したのです。

もしかしたら、鳥山先生は世界で一番成功した「面倒くさがり屋」なのかもしれません。そして、面倒なことはなるべくしないで面白い所だけを楽しみたいという、全人類の究極の本音を体現しているのが『DRAGON BALL』という作品なのかもしれません。


・・・などとエラそうなことを書きましたが、実際のところは物凄く真面目に取り組んでいたはずですし(ストーリー上の辻褄合わせを必ずやるあたりに真面目さが伺える)、絵だって他の誰よりも勉強し描いてきたからこそ手に入れた技術なのです。そういった部分を、「面倒くさいから」という言葉に置き換えて、決して読者に見せない鳥山先生のそのカラッとした明るい性格が『DRAGON BALL』には現れているし、本当は、その明るさこそが一番の人気のポイントだと思います。

ごくつま刑事

2009年10月09日

gokutuma.gif

作者:和気一作
原作:香川まさひと
掲載誌:週刊漫画ゴラク No.2184号

あらすじ:
クラブのママである京極さくらは、極道の妻でもあった。更に、刑務所に入れられた夫の刑期軽減のために、裏では刑事の仕事もこなしているのであった。ある日、また警察組織からの依頼が入る。殺人で指名手配中の男を捜して欲しいということだった。早速、さくらの持つ情報網を使って居所を突き止める。

感想:ネタバレ注意!
職業漫画というヤツです。いろいろなところから持ってきてくっつけましたというタイトルです。もう『ごくせん刑事』とか『ごくつま先生』とか何でもありな気にさせられます。内容も、タイトル通りのもので、ヤンクミがちょっとエロくなって刑事をしていると思えば間違いありません。クラブで情報収集というのは現実的だし、その辺りで面白くできるのではないかと思うのですがどうでしょう。

絵柄:★★★
設定:★★★
キャラ:★★★
続き読みたい度:★★
人気予想:★★

Tomorrows

2009年10月07日

tmorrow.gif

作者:出口真人
掲載誌:週刊少年サンデー No.45号

あらすじ:
アンアンは、ある保育園で育ったが、その保育園は普通と違う地獄のような毎日であった。その保育園を脱出したアンアンたちは、普通の社会にまぎれて身を潜めて暮らしていた。中学3年になったアンアンであったが、常人とは違う自分の異常さが日に日に増しているような気がしていた。そんなある日、アンアンたちが暮らすハウスが火事になった。

感想:ネタバレ注意!
SFバトル漫画というヤツです。設定としては、望まざる特殊な能力を持ってしまった主人公が、その能力を開発した組織に追われ・・・というか、もう『X-MEN』です。主人公もウルヴァリンです!!他にもまだミュータント・・・じゃなくて遺伝子操作(?)された能力者が出てくるみたいですが、カメレオン(ミスティーク)は絶対出てくると思いますがどうでしょう。泣かせるヒューマンドラマな感じを強くしていった方がオリジナリティが出ると思います。

絵柄:★★★
設定:★★★
キャラ:★★
続き読みたい度:★★
人気予想:★★★

Dr.るっる

2009年10月03日

ruru.jpg

作者:前田理想
掲載誌:ジャンプスクエア 11月号

あらすじ:
ヒトハルは高校入学のため、おじさんの空き家に一人暮らしをすることになった。家に入ると、そこには全裸の美少女が待っていた。訳の分からないヒトハルであったが、説明をきくと、悪魔風邪にかかっているヒトハルを治療すべく、宇宙から派遣された医者だというのだった。最初は信じないヒトハルであったが、やがて身の回りで次々と不可解な現象が起こる。

感想:ネタバレ注意!
ファンタジー恋愛コメディ漫画というヤツです。基本的な設定となっているのは『うる星やつら』なのですが、風邪を治すためにやってきた医者という設定が加わっています。また、風邪は悪魔風邪という自分の風邪の現象が、そのまま世界に影響を及ぼすという(セカイ系というヤツですか)なかなか面白い設定となっています。主人公の女キャラも、『暴走処女』とかぶっている気もしますが、いい感じです。

絵柄:★★★★
設定:★★★★★
キャラ:★★★★
続き読みたい度:★★★
人気予想:★★★★

イビツ

2009年10月02日

ibitu.jpg

作者:了春刀
掲載誌:ヤングガンガン No.20号

あらすじ:
アパートで一人暮らしをしている伊藤和樹は、ある日の夜中、近くのゴミ捨て場にロリータファッションの女がうずくまっているのを見た。その女に「妹はいるか?」ときかれ、妹のいる和樹は「いる」と答えた。そしてまた別の日にも、同じ所に女がいるのだが、今度は言いがかりをつけてきて、結局部屋に上げることになってしまうのだった。

感想:ネタバレ注意!
ホラー漫画というヤツです。一人暮らしの男がストーカー的な気持ちの悪い女に悩まされる・・・というとどうしても『座敷女』を思い出してしまいますが、『座敷女』を越える恐怖感を出せるのでしょうか。これは『座敷女』よりもホラーよりになりそうな感じです。この手の漫画には長期連載には考えられないので、短期連載なのでしょうか。それともこの女を主人公にして、シリーズ的に長期連載にするのであれば、それは斬新な気もします。

絵柄:★★★
設定:★★★
キャラ:★★
続き読みたい度:★★
人気予想:★★



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。